パーフェクトワン

同級生のママからの電話

 

お母さん行ってきまーす!


 

 

お兄ちゃん待って!


 

 

いってらっしゃい。気をつけてね。


 

慌ただしくバタバタと駆けていく子どもたちを見送ると、主婦にとって朝の戦争である忙しい時間が終わりました。

 

私には小学6年生の息子と4年生の娘がおり、二人が学校に行った後は一人の時間です。朝ごはんの食器を片付けて、洗濯、掃除を済ませると、コーヒーを淹れ、テレビをつけるとソファーに転がりました。

 

子どもたちが小さかったころはコーヒーを飲む時間すらありませんでした。

 

ところが、だんだん大きくなるにつれ、手がかからなくなり、最初はこんなにダラダラしていていいのかな…と思いながらもすっかり出不精になってしまったのです。

 

とそこへ、携帯電話が鳴りました。相手は子どもの同級生のママです。

 

 

もしもし?


 

 

もしもし、今ちょっといい?


 

 

うん、大丈夫だけど。


 

そっとテレビの音量を下げた私に、同級生ママが続けます。

 

 

実は、知り合いの会社で今、週3日くらい働いてくれる人を探してて。


 

 

週3でいいの?


 

 

うん、簡単な事務だって言うんだけど、どう?やってみない?


 

そういえば、働きたいんだけど…と彼女の前でぼやいていた頃がありました。それを覚えてくれていたのでしょう。

 

これから子どもたちが大きくなれば出費も増えていきます。

 

週3で簡単な事務なら私にもできそうですし、このぐだぐだした生活から抜け出すのにはちょうどいいかもしれません。

 

 

じゃあ、やってみようかな。


 

 

ありがとう。早速連絡してみるね。


 

こうして、私は事務のパートへ出ることになりました。

 

 

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